東洋と西洋の 「東洋・西洋・人相学」

人相学はともに類型の問題に始まり、出発点においては相似であるが、時の推移につれて両者は方向を異にし、前者の的は主として吉凶禍福、運命の消長、子孫の栄枯などに向かって絞られ、より運命的であるのに対し、後者のそれは人の性格、気質、才能に向けられている。

観相の実際において、まず問題は「形質による分類」ということである。

これには諸説があり、十字面法、二十面法、五行相法などが伝えられているが、現在は、(1)栄養質
(2)筋骨質
(3)心性質の3種基本型に人の顔を分類するのが一般的である。

(1)は肉づきがよく柔和な感じ。性格は円満快活、細かいことにこだわらず人当たりも   よい。欠点は決断力に欠け、飽きやすい。

(2)は顔、体つきともに筋肉がしまり、闘士型。積極的で行動力に優れ、実直で粘り強   い。負けず嫌いで、頑固なところから対人関係に難がある。

(3)は頭部が発達し、頬(ほお)がこけ頤(あご)がとがっている。体も骨細で華奢(
   きゃしゃ)、知的で思考力に優れ、神経もデリケートで美的感覚が発達している。   学者、思想家、芸術家タイプで、社交性に欠けるのが欠点である。次は「顔面の区   分」である。

(1)額の頂点から眉(まゆ)までが上停(じょうてい)

(2)眉の下から鼻までが中停

(3)鼻底から頤までが下停で、三停といい、これを天・地・人の三才に配することもあ   る。

(1)が表すものは初年の運、および祖先、父母、知力、官禄(かんろく)などで、上停
   が良好であれば初年運がよく、知能も優秀。欠陥があれば父母の縁が薄く、目上の   引き立ても少、とする。

(2)の表すものは中年の運勢、および自己の力量、意志、財運など。この相が良好であ   れば積極的で気力充実し、中年期の運勢の堅実さを示す。欠陥があれば消極的で意   志薄弱、目的達成ができない。
(3)は晩年の運勢、および子孫、部下、住所、愛情面などを表す。ここが良好であれば   中年以降の衣食住に不自由なく、家庭的に恵まれる。貧弱であると寂しい晩年にな   る。
update:2010年01月31日